100万畳ラビリンス

最近読んだ短編(上下巻)では久しぶりのヒット。

ゲーム会社でバグ探しのバイトをしていた表紙の二人が突然迷い込んでしまった異次元空間の中で繰り広げる物語。

この異次元空間の設定も面白いのですが、
個人的にこの漫画で良いなあと思ったところは、短編にも関わらず、2人の登場人物をわりと深く描いているところだと思います。

戦場でのヒーローは、戦いのない世界では殺略者以外の何者でもないかもしれないように、今、自分が存在している世界ではどうしても上手く生きることができない人が、とある別の世界では最強、みたいな駄目人間の妄想のようでもあるけど、まんざら真実からかけ離れているとも言えない、そういうストーリーって凄く漫画的で好きです(>_<)
あと、太い方の女が、また良い奴なんです!自分の容姿を変更できるチャンスを拒否して今まで生きてきたありのままの自分の姿で生きていく選択を取ったシーンにはしびれました!いい漫画っていうのは一見ヘンテコなキャラがカッコ良く見えてくる作品だと思うんです!

というわけで、大分個人的な趣味の部分も大きいですし、設定からしてゲームしない人には??なところも多いので万人向けではないかもしれませんが、とても面白かったです。

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